ビデオシンセサイザーETC

2020年01月19日 [機材]

 
Critter & Guitari社から発売されたビデオシンセサイザーETCについて。 メーカーサイト



ざっくり機能をいうと、
・音を入力すると映像を自動的に出力してくれる。
・映像パターンはデフォルトで数十プリセットがあり追加可能。
 追加方法はPytonでオリジナルプリセットが作れる他、Webからダウンロードも可能。
・ETCのボタン、ノブで映像の効果を調整可能。



■開発
Pythonで作成する場合はUSBメモリにプログラムをセットする必要があるが、
PCで開発したソースをUSBメモリにセットしてETCで動作確認をしているととても時間が足りないのでブラウザ上で開発を行う。
ブラウザで開発すれば直接USB内のソースを上書きしてくれて、デバックも行える。

■開発環境構築
ブラウザで開発する為にはETC本体を親機にしたWifi環境を作る必要がある。
具体的にはETC本体にWifi親機用のUSBメモリを挿す。
Wifi親機用のUSBというのがなかなか売っておらず互換性がないとETCで認識もしてくれない。
ここの商品は互換性があるのでこちらの商品をおススメする。

ETCをWifi親機にする設定。
ETCのUSBメモリの一番上の階層に"WiFi.sh"というファイルを保存する。
"WiFi.sh"の内容は以下の通り。


#!/bin/bash
create_ap wlan0 eth0 ETCETC ETC123 &

"WiFi.sh"の"ETCETC"の部分はネットワーク名で、"ETC123"はパスワードなので任意で設定する。

■開発手順
ETCのネットワークに接続したら以下のアドレスをブラウザに入力。
http://192.168.12.1:8080/static/index.html
ETCの編集エディタが表示されるのでこちらからプログラムを修正する。
ETC側でシステム情報を画面に表示しておくと、プログラムにエラーがあった場合に対象行を教えてくれる。
修正が完了したら"Save"ボタンを押すと更新される。
※コメント等に日本語を使うとソースが消えてしまうので絶対に使用しないこと。

日本語マニュアル