YouTubeでリアルタイムDJ,VJ配信

2020年06月28日 [ソフト]

 
遠隔地にいるDJ,VJでリアルタイムに配信できないかなぁと考えていたら既に試している方がいたので挑戦してみました。
参考にしたサイトはこちらです。 全体の構成はこんな感じになります。


必要なソフトは下記2点。どちらも無料で使用できます。
・NETDUETTO
・OBS Stusio

■NETDUETTO
YAMAHAのライブセッションアプリで遠隔地で離れた相手と楽器のセッションをする事を目的に作られたソフトです。
音声を合わせる(セッション)する為にルームを用意し、その中で音を重ねます。
ルームの人数は最大5人まで。別の部屋と連結する"ルーム連結"機能を使うと最大10名まで参加できるようです。
2020年の秋頃にサービスが終了し、SYNCROOMとして新たに運用がスタートされる予定。

■OBS Stusio
配信ソフトで、多くの方が利用されているものだそうです。知りませんでした(汗)。
静止画、動画はもちろん、キャプチャした映像ソースも出力可能です。

設定云々は参考にしたサイトに詳しく載っているので設定手順と躓いたところについて書きます。

■インストール(Windows)
 1.NETDUETTOをインストール。
 2.ルームを作成し、適当なmp3音源を再生。
 3.OBS Studioをインストール。
 4.OBS Studioは初期設定が細々あるので参考サイトを参考に設定してください。
  設定画面の[音声設定]-[デスクトップ音声]で"Yamaha NETDUETTO Driver(WDM)"は載っていないので注意してください。
 5.YouTubeのライブ配信ですが、事前に機能を有効にする必要があるので設定します。
 6.OSC Studioで配信をスタートした後に、YouTubeで配信をすれば配信完了です。

Windowsは特に設定で困ることはなかったですが、Macは躓きました。
設定手順は同じですが、以下が躓いた点。
 1.OSC Studioの音声設定でで"Yamaha NETDUETTO Driver(WDM)"がないので音声出力できない。
  こちらのサイトに対策が載っています。
  Macには音とマイク音声を合成する機能がないため、Soundflower(仮想オーディオデバイス)とLadiocast(仮想オーディオミキサー)というフリーソフトを使うそうです。
 2.Soundflowerがインストールできない。
  こちらのトラブルも先人の知恵をお借りして対応しました。
 3.配信はできるようなったが配信動画を見るとブラウザ上にエラーが表示される。
  "オーディオレンダラエラー。パソコンを再起動してください。"
  PCのオーディオドライバを最新にすればいいみたいだけど別の心配事があって自分のPCでは試していません。

  以上、DJ、VJのリアルタイム配信の手順です。

結論
Windowsでは問題なく設定・動作が確認できました。
Macは設定はできたがyouTubeのエラーは何だろう?
DJをYouTubeで配信する場合の著作権については、かなり厳しいようで配信は自己責任で行ってください。
オリジナル作品を配信する選択肢の1つとして技術的に可能である事は確認できました。